1月30日バヌアツ共和国のエスプリッツサント島を出港
 2月 7日ソロモン諸島ガダルカナル島のホニアラへ入港
 2月14日ホニアラを出港、同じソロモン諸島のギゾ(GHIZO)へ向かう



ソロモン諸島国


ソロモン諸島

ソロモン諸島は、北西に位置するパプア・ニューギニアのブーゲンビル島から南東約1,670kmにかけて6つの大きな島と約1,000に達する小島が2列に並んでおり、最西端のショートランド諸島はブーゲンビル島とわずか9kmしか離れていない。南東にはヴァヌアツの島々が続いている。
 主要6島はいずれも幅が24〜56km、長さが92〜181kmで、北側にショアズール島、サンタ・イザベル島、マライタ島、南側にニュー・ジョージア島、ガダルカナル島、サン・クリストバル島が北東から南西に向けて並んでいる。土地面積は28,900平方km、そして排他的経済水域は南太平洋では3番目に大きい135万平方kmにもなる。
 ソロモン諸島の最高峰はマカラコンブル山で標高2,447m、その北側にポポマナソー山2,330mがあり、次いで1,900m級のタツブ山とカイウチ山1,920mで、いずれもガダルカナル島にある。ほかにはニュー・ジョージア諸島のコロンバンガラ島に標高1,770mのベベ山がある。ソロモン諸島の島々は一般に熱帯雨林に覆われた低い島が多いが、火山列島でもあり、地震が多いことで知られている。


社会と生活

ソロモン社会の特徴は最小単位となる集落の数が多いことである。自給生活者数は約31万で約4,000の集落があり、単純に計算しても1つの集落に78人ほどしか生活していないことになる。1家族が平均6人とすると13家族が1集落となる。それだけに集落単位の結束は強く、また部族の結束の強さに繋がっている。
 ソロモン諸島の人々が好んで使う言葉に「ワントク(wantoku)」がある。簡単に言えば「同じ言葉を話す仲間」の意味だが、だから、助け合うのが当然、分かち合うのが当然、という意味が含まれている。ワントクなら無償で協力しなければならない。
 英国の統治下にあったことで住民の95%以上がキリスト教徒だが、伝統的な風習も根強く残っている。一族の年長者を尊敬する風習はそのまま今日に引き継がれており、また、年長者はあらゆる社会階層で重要な役割を担っている。観光客向けのショー以外では見られない「出陣の踊り」などの民族舞踊も、地方では現在も行われており、一部には伝統的な頭蓋崇拝などの風習も残っている。



今も残る太平洋戦争の傷跡




ガダルカナル島

首都ホニアラのあるガダルカナル島はソロモン諸島最大の島で、東西160km、南北48km、頭を西に向けたアザラシを思わせる形をしている。起伏が激しく切り立った尾根が続く中央部から南側にかけては、年間5,000mmを超える雨が降る。特に、6月から9月にかけて激しい雨が降り、毎年のように農作物や住居が洪水に見舞われる。
 一方、ホニアラのある北側は、12月から4月にかけて雨が多いが、それでも年間降水量は平均2,154mmで、南側の半分以下である。面積5,336平方kmのガダルカナル島に約70,000人が生活しており、その約70%がホニアラとその周辺、20%が南側、10%が中央高地で生活している。
 島を一周する道路はなく、西側のランビ(Lambi)からホニアラを通ってアオラ(Aola)までの約45kmは4WD車があれば走破できる。また、南東部のアブアブ(Avu Avu)とマキナ(Makina)を結ぶ道路も車で走れる。それ以外は歩くか、カヌーでの往来となる。
 ガダルカナル島にヨーロッパ人が初めて訪れたのは1568年4月、スペインのメンダナ探検隊がサンティエゴ号で寄港している。その後約200年間、ガダルカナル島を訪れたヨーロッパ人はなく、1788年と1790年にイギリス人が寄港している。

首都ホニアラ

首都ホニアラはガダルカナル島の北側中央よりやや西に位置する特別行政市。
 統治国の英国が首都をガダルカナル島の北に位置するツラギからホニアラに移したのは、第2次世界大戦が終結した直後であった。
 移転の理由は、旧首都ツラギの破壊が凄まじく復興に時間がかることと、ホニアラからククムにかけてはアメリカ軍が物資輸送のために造った埠頭や道路、貯蔵施設があり、ホニアラ(旧ヘンダーソン)飛行場を含めて利用できることが決め手になった。


ホニアラ市街のメインストリート


ホニアラ・ヨットクラブ



ギゾ島(Ghizo Island)の位置(中央左端の小さい島)


ギゾ島地図


ギゾ周辺の島々

幅が約5km、長さ11km、土地面積が約37平方kmのギゾ島の人口は約6,000人。
中心の町ギゾは島の南東にあり、4,500人が生活するソロモン諸島第2の町である。第2次世界大戦中は日本軍の艦船の修理基地があった。 ギゾ島の周辺には多くの小島が点在しており、そのひとつ一つがソロモン諸島でも有数のダイビング・ポイントになっている。 その小島の一つヌサタプ島 (Nusatupe Island) にはギゾ空港があり、空港とギゾの街は発着に合わせて運行されるモーター・カヌーで結ばれている。ギゾ空港は国内線だけだが、便数はホニアラ国際空港に次いで多く、ホニアラとの間には毎日3便が運航されている。

ケネディ島
ギゾより船で約40分のところにある島で、大戦中に故ケネディ米大統領が艦長であったPTボートが日本の駐遂艦に衝突し、沈没した地点から泳いでたどりついた島として有名。



ギゾの夜


ギゾ ヨットクラブの行事のひとつ

ギゾ ヨットクラブの → ホームページ




ガダルカナル(ソロモン諸島)関連サイト集

フリー百科事典『Wikipedia』(日本語版)→ ガダルカナル島

ソロモン諸島 → 概要

ソロモン諸島国 → 概要

ガダルカナル島 → 紹介

観光情報 → ソロモン

観光情報 → ガダルカナル島と首都ホニアラ

外務省: → ソロモン諸島

フリー百科事典『Wikipedia』(日本語版)→ ギゾ島(Ghizo Island)

観光情報 → ギゾ島、その他の島々

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